当院では中国針を使用しています

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当院では中国針を使用しております。中国針は鍼柄(しんぺい)という持ち手の部分が日本のものよりも長く、身体に刺した針の操作がおこないやすくなっています。材質は柔らかい素材で出来ているので曲がりやすいですが切皮痛が少ないです。

中国針の特徴は得気させることにあります。得気とは針を刺した時、悪い部分に当たると「筋肉痛のようなだるさ、痺れるような感覚、腫れぼったい感じ、重だるい感覚」など患者さんが普段感じているのと同じ痛みが再現されます、これを得気といいます。なので得気があれば効果があり、なければ効果がないとされています。

針を刺す場所も昔ながらの経穴だけではなく、奇穴や新穴、阿是穴を多く使用します。奇穴とは経脈に配属されていない穴位のことで、奇とは余りとか余分を意味しています。新穴は近年に発見された穴位で、こちらも経脈には属してはいません。阿是穴はおおよそ圧痛点です。圧すると健康な部分とは違った嫌な痛みが発生する部分です。阿是とは「あー、そこそこ」という意味になります。

中国針は得気があるところまで針を刺しますので、針の長さは4㎝から15㎝位あり筋肉の深さに合わせた針を使用します。鍼尖(針先)を標的組織へ刺入して針を留めて置きます。

 

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